公社だより

第43回通常総会開催される(2010年05月)

 去る5月27日(木)、福島市「ホテル福島グリーンパレス」において、福島県林業公社の第43回通常総会が開催されました。

 まず、松本理事長から、「公社の経営は大変厳しい状況にあるが、社員の皆様から更なるご支援、ご協力をいただきながら、経営改革を着実に推進し、公社造林地を健全な姿で次世代に引き継いでいきたい。」と、あいさつがありました。




理事長挨拶

 

 
 続いて、来賓を代表して、日本政策金融公庫仙台支店長の西山博文様から「森林は二酸化炭素吸収源としても注目されている中、森林整備の中核を担う公社のご活躍を期待する。」とご祝辞をいただきました。


 その後、鮫川村の大樂勝弘村長を議長に選出して議事に入り、平成21年度の事業報告・決算及び平成22年度の事業計画・収支予算、任期満了に伴う役員の選任等7議案について原案どおり決定・承認されました。


 平成21年度の決算では、定額助成事業の活用や計画を上回る木材販売収入が確保されたこととともに人件費等管理費の経費削減に努めたこと等により、次期繰越額は18,040千円なりました。


 林業公社の経営改革の柱の一つである分収割合の契約変更については、「協議期間を平成23年度まで2年間延長する。」という「【改訂】第2次改善計画」の一部改正が承認され、公社が土地所有者と直接交渉することを基本とするが、県との密接な連携及び社員市町村の積極的な協力を受けながら推進することとなりました。


 平成22年度の公社事業では、4億5千万円の分収造林事業を実施することとし、そのうち保育事業については、間伐を中心に1,560haの森林を整備するほか、新規事業として森林整備活動支援委託事業により1,673haの被害等調査を実施することとしております。


 また、木材販売増収のため、木材生産流通に経験豊富な職員を採用し、木材販売推進体制を整備するとともに、木材生産コストの低減を図るため、新規事業の森林整備加速化・林業再生基金事業等により8,500mの作業路整備をすることとしております。


 さらに、昨年度は95本の応募があった間伐材を利用したクリスマスツリープレゼントを引き続き実施するとともに、林業関係団体と連携した豊かな森林づくりへの普及・啓発活動についても、積極的に取り組むこととしております。



審議の様子

 

 

 最後に「社団法人福島県林業公社【改訂】第2次改善計画後期分期計画(平成22~25年度)について」の報告を行い計画期間中に5,400haの保育等事業の実施や26,500千円の木材販売収入の確保、平成22年度に市町村及び財産区有林の契約変更に重点的に取り組む等について説明いたしました。


 当公社としましては、「県土の保全と農山村の振興及び住民の福祉の向上に寄与する」という公社の役割を改めて認識し、造林地の適正な管理に努めるとともに、経営改革に全力で取り組んで参りますので、今後とも御理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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