公社だより

第45回通常総会開催される(2012年05月)

 去る5月25日(金)、福島市「ウエディング エルティ」において、福島県林業公社の第45回通常総会が開催されました。

 まず、本年4月1日付けで、理事長に就任した村田文雄理事長より、「森林の有する公益的機能の増進という目的達成のため、皆様と力を合わせ今後も引き続き、健全な森林の整備と経営改善に全力で取り組むとともに、公益法人への移行に向けた準備も着実に進めてまいりたいと考えておりますので、皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 」とあいさつがありました。

 

理事長挨拶の様子
 

 次に、来賓を代表して、日本政策金融公庫仙台支店農林水産事業統括の義家光久様からごあいさつをいただき、その後、昭和村の馬場孝允村長を議長に選出して議事に入り、平成23年度の事業報告・決算及び平成24年度の事業計画・収支予算等7議案について原案どおり承認されました。


 平成23年度は、木材需要の低迷や木材価格の下落などに加え、昨年3月11日の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故及び7月の新潟・福島豪雨により、一部の地域で施業が実施できないという状況の中、一定量の事業を行うとともに、経費削減に努めたこと等により、次期繰越収支差は実質的に約2千70万円となりました。


 平成24年度の公社事業は、約2億3,000万円の分収造林事業を実施することとし、そのうち保育事業については、間伐を中心に685haの森林を整備する他、8,500mの作業路開設・補修を実施することとしております。


 また、分収割合の契約変更については、「【改訂】第2次改善計画」に定める協議期間の最終年度となる平成23年度までの実績は、市町村契約分が91.8%、財産区契約分が98.0%となり、大きな成果が得られました。しかし、全体の達成率では64.1%と目標達成には至らなかったことから、引き続き、公社の経営基盤の安定を図り、公的造林の中核的機関として公社造林地を適切に整備していくため、協議期間を2年延長し、平成25年度までに取り組むことが了承されました。 


 また、役員について、猪苗代町長「前後 公」氏が選任され、県議会議員「小桧山善継」氏、同「円谷健市」氏の2名が理事の承認を受けたほか、公益社団法人移行に向けたスケジュールが報告されました。


 当公社としましては、「県土や自然環境の保全、山村地域の振興及び住民の福祉の向上に寄与する」という公社の役割を改めて認識し、造林地の適正な管理に努めるとともに、経営改革に全力で取り組んで参りますので、今後とも御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

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