間伐材(スギ)を利用した「クリスマスツリー」プレゼント(2008年12月)
福島県林業公社は、昭和42年の設立以来、県下一円において焼く15,400ヘクタール余りの造林を実施し、地域の皆様と一体となり下刈、除伐、間伐等の施業を展開するなど、健全な森林の育成に努めてまいりました。
最近、森林の持つ県土の保全、水源のかん養、生物多様性の保全等の公益的・多面的な機能に対する理解や関心が高まっており、さらには地球温暖化の防止対策としても森林の着実な整備が期待されております。
このため、公社造林地で発生する間伐材の有効利用と、次世代を担う子どもたちに木の温もりを直に肌で感じていただき「森林を慈しむ心」の育成を図ることは非常に意義深いことから、昨年に引き続き、公社職員の手作りによるスギの間伐材の先端部を利用したクリスマスツリープレゼントを実施いたしました。
本社で製作・飾り付けをしたクリスマスツリー
会津事業所で製作したクリスマスツリー
この結果、「本物の木に直接触れながらみんなで飾って楽しむことができたので、今年も心待ちにしていた。」など、心温まるメッセージ付きで、県内の保育所、幼稚園、小学校、福祉施設等65団体から72本の応募があり、去る12月5日までには全員にプレゼントさせていただいたところです。
去る12月4日には、昨年のプレゼントで素敵な礼状をいただいた福島市森合幼稚園の直接訪問し、大関専務から「森林に住むクマやウサギさんからいただいたプレゼント。スギのように真っ直ぐ、健やかに成長するように」との思いを込めてクリスマスツリーと松ぼっくりをプレゼントしました。園児たちは、楽しみにしていた飾り付けをすぐに行うとともに、お礼としてツリーの前で『あわてんぼうのサンタクロース』を元気よく歌い、森林への関心が寄せられたものと感じました。
大関専務から園長へクリスマスツリーのプレゼント
クリスマスツリーに楽しく飾り付けを行う園児
皆様からは、「来年もプレゼントを楽しみにしています。」などのメッセージとともに、素敵に飾り付けされたクリスマスツリーの写真を多数お送りいただき、厚く御礼申し上げます。
林業会館で展示されているクリスマスツリー
日本語教室「ひなぎく」で飾り付けされたクリスマスツリー
最後になりますが、楽しいクリスマスをお迎えできますようお祈り申し上げるとともに、今回のクリスマスツリーの製作・配布に御協力いただきました皆様方には、この紙面を持って御礼とさせていただきます。